マリオRPGプレイ感 原作未プレイ

ポケモンルビサファと並んで子供時代にやりたかったけどできてなかったゲーム、マリオRPGをリメイク発売を機にプレイしクリアしました。全体的な感想としては、とにかくテンポと分かりやすさがよい!最近逆のゲームを遊んでいたので余計にそう思いました。マリオを構成する要素を因数分解したあとRPGに落とし込む再構築に成功していると感じました。

 

・遊んだことほぼないのにほぼ全部のBGMが聞いたことあった

謎すぎて笑った。インターネットが襲い掛かってくる。

 

・元ネタ系をたくさん知ることができた

スマブラのピーチがフライパンを持ってる理由やシールドのモーションがここにあったんだなぁと感じました。あとキラキラおとしってスーパーマリオくんの知識からマリオストーリーの技だと思ってたんですが、原作のマリオRPGにもあったんですかね?

 

・ピーチが露骨優遇されててめっちゃつよい!

回復系のスキルが恐ろしく低コストで連発できて驚きです!初心者でも楽しめるバランスにする意図だと思われますが、これのおかげでつまることなくサクサク進めますね。そして何より武器防具の優遇がやばいです。攻撃がエグい上昇する装備が普通のプレイで手に入るし、それのおかげでレベル14くらいまで攻撃防御に振っていたマリオの攻撃能力と、攻撃防御無振りピーチの攻撃能力がなぜか同じくらいという謎現象が起きました。ピーチは原作で大魔王クッパの魔法を解呪できる唯一の存在という忘れられた大好き設定があり、これを表現しているみたいでとてもよかった。ボーナスはすべてHPに振っていたので途中までハピナス感覚で動かしてたんですが、防具が優秀すぎて最終的にナーフ前クレセリアみたいになりました。

 

・マリオがすごく使い勝手悪い

マリオが持てる武器の多くがおそらく意図的なのかジャストを取りにくいものがそろっています。また、スキルの使い勝手が悪い序盤からいるキャラなので序盤は攻撃防御に振りたくなるのですが、マリオは交換できない仕様上4んでほしくないのでHPに振る必要も出てくるし、そのくせ最終的には攻撃スキルを連発するキャラになるのでボーナスの振り方が迷子になります。はっきりいってパーティに入れたくない存在といえます。

 

ジャストシステム

マリオの原作がジャンプアクション、言い換えるとタイミングアクションなのをいい感じにRPGに持ってきているといえます。このシステムのおかげで戦闘に独特の緊張感があるし、ボタンポチポチに支配されることもなくなっています。このシステム自体はすごくいいんですが、これ周りのバランスでちょっといまいちなところが何点か

 

ジャストシステム難点1 なにかんがえてるの

このスキルそもそも半分義務みたいなところがあるのにジャストを要求してくるのだるすぎますね

 

ジャストシステム難点2 ジャスガが強すぎる

後半になるにつれて、難しいことは考えずジャスガでダメージ抑えつつピーチで全体回復しながら火力要因でひたすら殴るワンパターンになりがち。ただ、これは誰でもさくさく遊べるバランスとのトレードオフの結果ともいえるかもしれません。

 

ジャストシステム難点3 新しく覚えるのがとてもだるい

後半になるほど新しい武器やスキルを獲得するペースが上がってくるのですが、そのたびにジャストのタイミングを練習させられるのが億劫になるので後半に獲得したものほど一回使ってあとはノータッチになります。ここはガチでもったいないと思った。

 

まとめ やっぱりリアルタイムで遊ぶべきだった

さくさくプレイできるので何週もできるような作りになっていると感じます。いろいろなボーナスの振り方を考え、今回はジーノ軸でやってみようとか物理ピーチにしてみようとかそういう遊び方が楽しいんだと思います。今はいろんなゲームを遊びたい人間であるのでその時間を作れないのですが、子供のころ、一つのゲームに平気で3か月とか遊び続けられた時代にこのゲームを所持していれば間違いなく自分の人生に影響を与えたものになってたかもしれないと、少しエモーショナルにさせられました。